はじめに
元医療従事者(理学療法士)の経験と、WEBメディア運営の経験を活かして、医療福祉の専門職に特化した求人サイト「ジョブナビネット」を立ち上げました。
先に、ジョブナビネットの運営を始める前のお話を少しだけさせて下さい。。
ブログで情報発信
以前、理学療法士として、「痛み領域の臨床推論」をテーマにブログ運営(たなはらの勉強部屋)をスタートさせました。

たなはらの勉強部屋というブログは、若手療法士が「痛み」症状を持つ患者さんのリハビリを担当する際に起こる「現象への向き合い方に悩んで前に進めない(検証を止めて得意な方法のみを延々と継続するなど)」というような状況に対して、どのように「問題解決」に取り組むかをテーマにしていました。(リンク:たなはらの勉強部屋)
医療従事者として大切にしてきた「答えが出にくい問題に対して何をヒントに意思決定を進めていくか。」について、僕なりに一生懸命取り組んできた臨床のリアルを伝える事が目的でした。
これが、インターネットを活用して情報を発信することの原点になっています。
情報発信から収益化を考えるように...
インターネットで情報を発信しているうちに、どういう情報を発信する人が収益をあげているのかが分かってきました。
僕自身も単なる情報発信から、「運営サイトの収益化」についても意識するようになります。
その一つが、医療職専門の転職サイトを紹介するアフィリエイトです。
今のお仕事に悩みを抱えている医療従事者に対して、人材紹介会社を紹介します。
登録してもらえると、サイト運営者である僕に人材紹介会社から成果報酬が支払われます。
求職者・求人事業者・人材紹介会社、そして僕(ブログ・メディア運営者)、全ての人にとってウィンウィンな仕組みだと思っていました。
「登録した人は担当者にお仕事について無料で相談できて、お互いの希望がマッチするなら仲介してもらい、スムーズに転職(採用)できる良いサービス」だし、「人手不足に困っている現場も、欲しい人材を採用できる」と認識していたからです。
理学療法士としての問題解決の取り組み方が活きて収益化に成功
最初に運営を開始した「たなはらの勉強部屋」とは別に、転職サイトを紹介するためだけのサイトも立ち上げ、アフィリエイトに真面目に取り組みました。
トライ&エラーを繰り返しながら徐々に成果が出るようになり、療法士時代の年収を上回るようになった頃から、徐々にこちらが本業になっていきました。
サイト運営も、臨床で取り組んできた問題解決の取り組み方と似ていて、一つ一つの収益性を悪くしている要素(問題点)を見つけ出し、解決に向けて最適解を探す作業を繰り返す事で収益はどんどん伸びていきました。
偶然の要素もあると思いますが、アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)では最大手のA8ネットにて、個人として月間の収益ランキング上位を数回獲得できるまでになりました。
その実績をもとに直接契約して頂ける広告主も現れ、直提携の広告運用者として一定の成果を出せるまでになりました。
ただし、収益アップとともに、少しずつ自分の取り組みに疑問を感じるようになっていきます。
人材紹介会社に繋げる事への疑問
広告運用が上手くいくにつれて、他者のサービスを紹介するよりも、小さいながらも自分で人材紹介ビジネスを立ち上げるのもありかな、、、と考えるようになりました。
ですが、、、僕のサイトを介して登録した人の中から、人材紹介会社を利用した事を後悔するような人が現れました。
最初は、利用して後悔する人が現れる状況を理解できませんでした。
「良いサービス」を「使うべき人」に紹介して、それが収益に繋がるので、関わる人の全員が良いと思える仕組みだと思っていたからです。
しかし、人材紹介会社の広告運用に取り組む中で、人材紹介ビジネスについても深く理解するようになると、「一概に良いサービスとは言い切れないかも...」という考えが出てきました。
また、知人の医療・福祉施設の経営者や採用担当者の中には、人材紹介会社をよく思っていない人が多いことも理解するようになりました。
ジョブナビネットの立ち上げ
そんなこんなで新たな取り組みとしてスタートしてみたのが、医療福祉の採用サイト作成サービス「ジョブナビネット」です。
良い人を探す人と、良い職場を探す人を直接つなげれば良い!
ジョブナビネットは、退職者が出た時に求人情報を掲載する「求人情報掲載サイト」としての役割と、各事業所の採用活動を安定化させる事を目指した「採用専用サイト」としての役割を提供します。
(採用専用サイトの作成に興味のある事業者・採用担当者はご相談ください!)
これまで取り組んできた求職者と人材紹介会社を繋げてきたサイト運営のノウハウを活かして、これからは求人者と求職者を直接つなげるサポートができたらなと思っています。
コストが高くても、人材紹介会社を利用した方が楽という事業者は、そのまま継続利用すれば良いと思います。
しかし、本当は自力で採用できる力(魅力)があるのに、採用活動が上手くできずに人材紹介会社を頼っているなら、ジョブナビネットがサポートができるのではないかと考えています。
ジョブナビネットが、「本当は人材紹介会社に頼った採用から抜け出したい。」や、「人手不足だけど費用面で人材紹介会社を頼れない。でも対策がわからない。」という事業者の一助になれば幸いです。
個人的な目標
ジョブナビネットの運営は一事業であり、無料サービスではありませんが、僕が理想としている「関わる人の全員が良いと思える仕組み」になる事を強く意識しています。
元医療従事者としての個人的な立場になった時に、人材紹介会社を紹介することよりも、価値があるんじゃないかと思っています。
ジョブナビネットの事業が上手くいかなかったら悲しいですが、それはそれで「求人事業者と求職者を直接つなぐサービスよりも人材紹介会社の方が社会的に求められている。」という答えが出るだけだと思うので、まずは自分のアイディアを信じて頑張っていきたいと思います。
ひとまず、僕の個人的な目標は二つです。
ジョブナビネットを利用してくれる全ての人とウィンウィンの状態(システム)を作ること、そして、ジョブナビネットの運営収益が人材紹介会社の広告運用で得た報酬を上回ることです。
そのためにも、多くの方々に利用して頂けるように、ジョブナビネットのメリットを伝えたり(広報活動)、現場の採用担当者に説明に伺うなどの営業活動についても一生懸命取り組んでいく所存です。
すでに直接、僕の想いやサービスの説明を聞いてくれた方々は本当にありがとうございます。
もし、ジョブナビネットを必要としていそうな医療・福祉の事業者がいましたらご紹介いただけると大変嬉しいです。
最初に利用してくれた方のご紹介
2025年4月にスタートしたものの、現状では誰も知らないサービスなので、沖縄県内の医療福祉施設へ訪問し、ジョブナビネットの説明をさせてもらっています。
そのなかで、興味を持ってもらって、早速、ジョブナビネットを導入してくれたのが、合同会社Socialaction 代表の崎濱さん(作業療法士)です。
訪問看護、グループホーム、児童発達支援・放課後等デイサービス、就労支援を沖縄県内で展開しています。
多くの施設を運営しており、働いている専門職としては、看護師、保育士(児童指導員)、理学療法士、作業療法士、が中心となっています。
もし、訪問看護、グループホーム、児童発達支援・放課後等デイサービス、就労支援などに興味がある方がいましたら、ぜひ 合同会社Socialactionの採用専用サイト(ジョブナビネット) をチェックして欲しいです。
勉強ブログの再開について
WEBマーケティグの視点から医療福祉職の転職に関わってきた身としては、①転職者心理を理解し、②採用サイトの運営でPDCAを回すことができるようになれば、採用は必ず改善すると考えています。
採用力が上がれば、これからより厳しくなるであろう人手不足の時代にも立ち向かえるはずです。
ジョブナビネットのブログ「たなはらの採用戦略室」では、主に僕がWEBマーケティングのなかで培った知識や僕なりの考え方を記事にしていきたいと思います。
不定期更新になるかと思いますが、広報を兼ねつつも、採用版のたなはらの勉強部屋みたいなイメージで、自分自身が楽しみながら医療福祉の経営者や採用担当者の役に立つ情報を発信していければなと思っています。
たなはらの勉強部屋の時は、臨床で行き詰まった人から時折ご相談を頂いたりしていたので、同じ感じで採用課題で行き詰まった時の一つの相談窓口になれればな、、、と。
採用問題で悩みを抱えているなら、ぜひジョブナビネット利用の検討や、これから更新していくブログ記事を読んで頂けると幸いです。
ジョブナビネットのサービス説明を聞いていただける方も募集しています!
□ 採用担当者向け(求人事業者)
(ご希望がありましたら、お打ち合わせに伺います!)
□ 医療・福祉専門職(求職者・転職検討中の方)
ジョブナビネット登録施設の求人情報や施設情報などを発信する予定のLINEです。
今のうちにお友達登録をして頂けると嬉しいです!

