転職サイトを使った方が「得」とか「有利」ということはありません。
むしろ、調査によると転職サポートの内容に不満があった人は過半数を超えているようです。
「無料だから」とか「使わないよりは使った方が良いかも」という考えで安易にサポートを受けることはおすすめできません。
この記事では、調査で出てきた利用者の不満の声について深掘りしていきます。
転職サイトの利用者の不満の声
「医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査集計結果(概要)」では、転職サイト(転職エージェント)を利用した求職者に対して、問題や不満があったかを確認したところ、
45.9%が「問題や不満に思ったことは特にない」と回答し、
残りの54%程度が「何らかの不満や問題があった」という結果になっています。
不満を感じた人たちの主な理由としては、
- 求人情報として提供されていた情報と実際が異なっていた
- 求人の応募にあたって、必要な情報提供が十分に得られなかった
- 求人条件と採用条件が異なっていた
などが多く選択され、
「職種や条件などの希望に添った求人を紹介してほしい」という要望を上げた人が5割を超えていました。
この結果をみると、
- しっかりと情報収集をしたい
- 正しい情報が欲しい
- 働き方・条件面などに何らかの要望がある
という人にとっては、「不満が残る転職サポートだった」ということが言えそうです。
転職のプロによる手厚い無料サポートのはずなのに、求職者にとって良い職業紹介ができていないケースが多数存在しているという事になります。
「そりゃそうだろ」と感じる人もいれば、「え?なんで?」と思う人もいると思いますが、「え?なんで?」と思った方は、ぜひ転職サイトのビジネスモデルを理解してください。
転職サポートは「人材紹介ビジネス」です。
「転職のプロによる無料転職サポート」と、聞こえは良いですが、実態としては、登録者(求職者)を「商品」として、人材で困っている施設に高値で販売するというビジネスです。
なので、商品を購入してくれるところだけが本来のお客様になり、お金を出さない(人材紹介を受けない)施設は、そもそもの紹介候補先から除外されます。
求職者が希望する条件も聞いてくれますが、あくまでも商品を購入してくれるお客様リスト(人材紹介を受けてくれる施設)から選ばれて、「おすすめ求人」として求人紹介を受ける事になります。
本当のお客様は、求職者ではなくお金を払ってくれる求人者です。お客様のことを悪く言うはずはありません。
転職サイトの担当者(キャリアコンサルタント)が、どういう立場から、「転職しようか悩んでいる人」にアドバイスをしているかがイメージできると思います。
ネガティブな情報は伏せるか、もしくはポジティブに聞こえるような言い回しに変えて説明したり、やたらとポジティブな要素ばかりを強調して説明したり、ということが起こりやすい関係性です。
医療関連情報の提供を求める事が間違っている
まず大前提として、仲介する人間がそもそも医療従事者ではないので、業務内容で転職先を選ぼうと考えている人には一切参考になるようなアドバイスはもらえないと考えておくべきです。
転職サイトの担当者は、基本的に医療関連情報は無知なので、「あなたに合っている」とか「働きやすい職場」とか、何を持って判断しているのか不明です。
- どんな職場でも良い。
- とりあえず、近場で勤務先を探したい。
- 細かい条件面は一切気にしない。
- 働き始めれば、きっと何とかなる!
こういった人が、人材紹介会社に頼ることは悪い事ではないと思います。
ただ、「大切な次の転職先選びを失敗したくない」と思う人は、少し大変かもしれないけど、自分の手で情報収集することを強くおすすめします。
まとめ
「無料の転職サイトは使った方がお得ですか?」という質問へのアドバイスとしては、ジョブナビネットとしては、「使わないと転職活動が全くできない」という人以外は、できるだけ自分自身で求人先にコンタクトをとるべきだと考えています。
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